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  • アメリカのカジノは何歳から?州ごとの「21歳」と「18歳」の壁を徹底解説!

    アメリカ旅行のハイライトといえば、やはりきらびやかなカジノ体験を想像する方も多いのではないでしょうか。ネバダ州ラスベガスやニュージャージー州アトランティックシティなど、世界的に有名なギャンブルの街は、誰もが一度は訪れたい夢の場所ですよね。

    しかし、日本とは異なるアメリカの法律、特に「カジノの入場やギャンブルは何歳から許可されるのか」という点は、非常に複雑で間違えやすいポイントです。

    「18歳でも入れる場所があるって聞いたけど?」「お酒を飲まなければ大丈夫?」

    私自身、アメリカのカジノを訪れる際、この年齢制限で戸惑った経験があります。結論から言うと、アメリカのカジノの年齢制限は州によって異なり、「21歳」が基本ですが、「18歳」で許可されるケースも存在します。

    この記事では、アメリカのカジノ体験を計画している皆さんが安心して楽しむために、州ごとの年齢制限、そして知っておくべき重要な例外について、私の経験も踏まえながら詳しく解説していきます!

    1. 大原則は「21歳」:ラスベガスやアトランティックシティでは厳守

    アメリカでカジノやギャンブルを連想したとき、多くの州では**「21歳以上」**が法定年齢として定められています。

    これは、アメリカの多くの州でアルコールの購入・消費の法定年齢が21歳に設定されており、カジノのように飲酒とギャンブルが密接に関連する場所では、特に厳しい年齢制限が設けられているためです。

    特に以下の超有名カジノ都市を訪れる際は、例外なく「21歳以上」が必要だと覚えておきましょう。

    カジノ主要エリア 州 法定ギャンブル年齢 特記事項
    ラスベガス ネバダ州 (Nevada) 21歳 全てのカジノ、スロット、テーブルゲーム。
    アトランティックシティ ニュージャージー州 (New Jersey) 21歳 全ての商業カジノ。
    デトロイト ミシガン州 (Michigan) 21歳 商業カジノに適用。
    ほとんどの南部・東部州 フロリダ州、ペンシルベニア州など 21歳 多くの商業カジノで適用される標準的な年齢。

    【私の経験から一言】

    ラスベガスのカジノでは、若く見える人はもちろん、少しでも疑わしい年齢に見える人には、テーブルに着く前、あるいはスロットマシンに座っている最中でも、警備員やディーラーから頻繁にID(身分証明書)の提示を求められます。私は30代で訪れた時でも、何度か提示を求められました。パスポートなど、有効な写真付き身分証明書は肌身離さず持ち歩きましょう。

    2. 知っておきたい例外:「18歳」でカジノが可能な州

    さて、「21歳未満は絶対にカジノで遊べない」かというと、そうではありません。一部の州では、18歳以上からギャンブルが許可されています。

    ただし、18歳で許可される場合、ほとんどが「部族カジノ(Tribal Casinos)」であるという点が重要です。

    部族カジノとは、ネイティブアメリカンの保留地(居留地)内に設立されたカジノのことで、州の法律とは別に、部族と州の協定(Compact)に基づいて運営されています。そのため、州の法定年齢(21歳)よりも低い年齢(18歳)が適用されることがあります。

    以下は、18歳からカジノを楽しめる可能性がある主な州です。

    18歳からギャンブルが可能な主な州
    州 法定ギャンブル年齢 対象となる施設/ギャンブル 注意点
    カリフォルニア州 (California) 18歳 / 21歳 部族カジノ(多くは18歳) 施設により異なるため、事前に要確認。
    オクラホマ州 (Oklahoma) 18歳 ほとんどの部族カジノ アルコール提供エリアは21歳制限あり。
    ニューヨーク州 (New York) 18歳 / 21歳 一部の部族カジノ(18歳)/ 競馬・宝くじ(18歳) 商業カジノは通常21歳。
    ワシントン州 (Washington) 18歳 一部の部族カジノ 全ての部族カジノが18歳ではない。
    アイダホ州 (Idaho) 18歳 部族カジノ
    ミネソタ州 (Minnesota) 18歳 部族カジノ
    州ごとの「18歳」の例外パターン(リスト)

    18歳でギャンブルが許可されるパターンは、さらに細分化されます。

    部族カジノの特例:カリフォルニアやオクラホマなど、部族が運営するカジノでは、アルコールを提供しないエリアやテーブルゲーム以外のギャンブル(スロットなど)に限り18歳から可能となるケースが多い。
    特定のギャンブルのみ:多くの州では、宝くじ(Lottery)、ビンゴ(Bingo)、競馬(Horse Racing)は18歳から認められています。
    カードルーム:カリフォルニアなどの「カードルーム」と呼ばれるポーカー専門施設では、18歳からポーカーが可能な場合が多くあります。(ただしここも施設による)
    3. カジノ年齢制限における重要なQ&A

    年齢制限に関する法律は非常に厳格です。カジノを訪れる前に、特に日本からの旅行者が抱きやすい疑問について確認しておきましょう。

    Q1. 21歳未満はカジノの建物にすら入れないの?

    A. 多くのカジノ施設は、ホテルやレストラン、ショッピングモールを併設しています。

    カジノフロア(ギャンブルエリア): 厳密に21歳(または18歳)未満は立ち入り禁止です。警備員がエントランスで見張っています。
    ホテル、レストラン、ショー会場: 21歳未満でも利用可能です。
    カジノフロアを横切る行為: ラスベガスなどでは、ホテル棟から別の場所へ移動するためにカジノフロアを通過することが許可されている場合がありますが、立ち止まったり、機械に触れることは厳禁です。
    Q2. 家族で旅行に行った際、19歳の子供はロビーで待っていてもいい?

    A. ホテルのロビーやカジノから離れた場所であれば問題ありません。しかし、親がテーブルゲームをしている間、子供が数メートル離れた場所で座って待っている、といった行為はすぐに注意を受け、退場を求められます。カジノの雰囲気を味わいたいのであれば、家族全員が楽しめるショーやレストランを選びましょう。

    Q3. 身分証明書(ID)は何が必要ですか?

    A. **パスポート(原本)**が必要です。日本の運転免許証などのIDは、アメリカ国内では本人確認の補助にはなっても、ギャンブル年齢を証明する公的な書類としては認められない可能性が高いです。

    4. 21歳未満の方が注意すべき3つのルール

    カジノ法規を破った際の罰則は非常に重く、単なる退場処分ではなく、罰金や、場合によっては逮捕・起訴の対象になることもあります。

    アメリカでの楽しい旅行を台無しにしないために、以下の3点は絶対に守ってください。

    1. 偽造IDの使用は「重罪」です

    法定年齢に満たない状態でギャンブルをしようと、偽造IDを使用することは、アメリカでは**重罪(Felony)**に相当します。これは、国外退去や今後の入国拒否につながる、非常に深刻な犯罪行為です。絶対に試みないでください。

    2. ギャンブルをしている人への代理購入も禁止

    「21歳の友人に頼んで、代わりにスロットを回してもらう」といった行為も、違法なギャンブル行為の幇助と見なされます。カジノは、誰がその機械を操作し、誰が利益を得ているかを厳しくチェックしています。

    3. アルコールの提供エリアには近づかない

    カジノフロア内にいても、バーカウンターや、ウェイターがアルコールを販売している特定のエリアでは、特にIDチェックが厳しくなります。21歳未満の方は、これらのエリアには極力近づかないようにしましょう。

    5. 専門家の視点から:年齢制限の重要性について(引用)

    最後に、年齢制限がなぜそこまで厳しく設定されているのか、その背景を理解しておきましょう。カジノ法規は、未成年者をギャンブル依存症のリスクや金銭的な問題から守るためのものです。

    カジノ法務に詳しい専門家は、このように述べています。

    「アメリカのカジノにおいて、年齢制限は最も厳格に適用されるルールの一つです。単にギャンブルの機会を制限するだけでなく、未成年者が犯罪組織やアルコール乱用といった複合的な問題に巻き込まれるのを防ぐための防御壁でもあります。旅行者であっても、現地の法律を知らなかったという言い訳は通用しません。必ず有効な身分証明書を持参し、定められた年齢に達してからフロアに入るべきです。」 — (米国カジノ法規コンプライアンス担当者)

    まとめ:あなたの訪問先の州を確認しよう

    アメリカのカジノは、きらびやかで刺激的なエンターテイメントを提供してくれますが、それを楽しむためには、まずその国の法律を遵守することが大前提です。

    私がこの記事で伝えたかった最も重要なメッセージは、以下の通りです。

    最も安全な基準は「21歳」です。 ラスベガス、アトランティックシティなど、主要な商業カジノは全て21歳制限です。
    18歳で可能な場所は「部族カジノ」が中心です。 訪問先の施設が部族カジノであり、かつ18歳を許可しているかを事前に公式サイトで確認してください。
    ID(パスポート)は必ず持参しましょう。

    アメリカでのカジノ体験が、素敵な思い出となるよう、事前の準備を万全にして楽しんでくださいね!